WEB分析

伝える技術

EC事業について考える

Posted on 2013年7月3日

「今ある商品をどう売るか?」
その問いから次に出る対策案は以下の3つが考えられます。

1、ページへの来訪者を増やす
1)分母を増やす
2)見込みが高い客を増やす
(購入者が検索するワードで集客など)

2、商品ページの画像を変更する
つまり、より欲しいと感じる写真に
いわゆるベネフィットを一枚に収めるという事。

3、価格を下げる

そもそも、今ある商品を、、という点が気になるわけで
もっと上流から考えると、売れる商品しか仕入れない。作らない。
ということが大事でもあると考えます。
(しかし、それはやってみないと分からない・・)

話をもどして、「今ある商品をどう売るか?」であげた
上記3つにフォーカスして述べていきます。

結論、取り組む順番は
2>1>3 と考えます。
※3は一番下策として2、1を実施しても効果がでない場合や
在庫をキャッシュにしないと行けない段階の話と考えます。

では、第一優先と挙げた2について述べていきます。

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■商品ページの画像を変更する

この、商品ページの画像を変更するということは
あくまでも手段であることを忘れては行けないと考えます。

「商品ページの画像を変更する」 これをもっと噛み砕くと
「ベネフィットを一枚にまとめる」という事になります。
それは、写真の技術も大事ですが、それ以上に大事なことが見えてきます。
便宜上、「ベネフィットを一枚にまとめた写真」を以下では
「ええ写真」と言い換えます(笑)

■ええ写真=伝えたい事×型×表現力である

ええ写真(ベネフィットを一枚にまとめた写真)が
何で構成されているのかを分解して考えるのが、具体的な
取り組みへの近道でしょう。

私は「ええ写真=伝えたい事×型×表現力」と考えます。
※これは皆さんが定義してください。

つまり、表現力があっても、伝えたい事が0なら
ええ写真には当然ならない。

ちなみに、型とは形、サイズ、要領という制約を意味します。
制約の中で伝えたい事と表現力を活かす。という意味です。

■表現力を磨こう

そうなると、まずは表現力が大事になる訳です。
では、ここで言う表現力とは何か!?

当然、ネットショップ経営の中で語られる表現力は
商品を購入していただくための表現力です。

では表現力とは何か?

文章力です。

■シーアーズが頭に浮かぶ

シアーズをご存知でしょうか?
1893年。つまり戦前に興った会社でカタログ通販を始めた
世界最古のダイレクトマーケティングの1つと言われています。
日本の年号に照らし合わすと明治26年。

当然ですが、まだ写真の技術もなければ動画なんて夢のまた夢。

では、シアーズはどうやってカタログ通販で販売したか?

それはテキストとイラストです。

何がいいたいかというと、シアーズはテキスト力、つまり
文章力のみでカタログ通販を行った訳です。

■シアーズの栄枯盛衰

そんなシアーズは、写真技術の向上とともに
テキストで売るというスタンスから
写真で売るというスタンスに変化していきました。

当然、テキストを書くよりも写真の方が”効率的”ですから
これまで以上に、1つのカタログにたくさんの商品を
写真で紹介出来るようになる訳です。

当然、1つのカタログで紹介できる商品が増える訳ですから
(マーケットサイズ付加)売上も理論上増えます。

しかし、売上が止まり、減少するという事がおこった。

テキストでの表現力で、商品を魅力とベネフィットを
伝えていたのに、写真となるとその表現力が低下したのでしょう。

■ずは、文章だけで売れるレベルまで突き詰めよう

話をもとに戻します。
結論、この記事て述べたいのは「表現力」を磨くということです。

表現力を磨く上で一番の方法は文章を書く事だと考えます。
(対面接客なら接客回数)

もし「今ある商品をどう売るか?」

そうお考えでしたら、急がば回れです。
今一度、以下の内容を踏まえて、文章を書いてみてはいかがでしょう。

・その商品をなぜ販売するのか?
・誰に向けて?
・使用すると購入者はどうなるのか?

もっと言えば、小説を書く覚悟で。
そうすれば、写真で表現すべきことはなにか?
必然的にあぶり出されるはずです。