普段何気なく使っているGoogle アナリティクスを使っていると、そもそも 拡張eコマースで何が見えて何が分かるのかを知る機会は少ないと思います。
そこで、今回は拡張eコマースで何が見えるのか?何がわかるのか?について書いていきます。
わかりやすく、Google アナリティクスの標準のレポートと拡張eコマースのレポートで何が違うのかを比較してみます。
ご覧の通りですが、標準レポートと拡張eコマースで大きく異なるのが新たに「ショッピング解析」というカテゴリが加わり、その項目として「ショッピング行動」と「決済行動」が加わりました。
更に「商品リストの販売状況」が加わりました。
逆に標準レポートにあった「トランザクション」と「購入までの間隔」が表示から消えたようです。
では、表示から消えた「トランザクション」と「購入までの間隔」はどうやって確認するのかですが、簡単にいうと標準レポートにあった「トランザクション」は拡張eコマースレポートでは「商品の販売状況」と「販売実績」に集約されたようです。詳しくは別の機会に。
まずは、新たに加わった「ショッピング行動」と「決済行動」についてですが、「ショッピング行動」についてはこのようなレポートが表示されます。
●ショッピング行動のレポートは、まさにショッピング行動のボトルネックが可視化される
拡張eコマースのショッピング行動のレポートで何が分かるかというと、ざっくり言うと「流入して、購入完了までの過程が数値と可視化されたグラフで確認できる」ということです。
標準レポートでも商品詳細ページへの訪問数は「ページ別訪問数」という形で確認できるのですが、全てのセッションに対してどれだけの割合(セッション数)が商品詳細ページを見てくれたのかはわかりません。
訪問から決済完了までのプロセスのどこで離脱が発生しているのかを把握できれば、その原因は何かを実際のページを見て改善活動を行う事がやりやすくなるでしょう。
標準レポートでも、目標到達プロセスというレポートで「かご落ち」については確認できるのですが、サイト全体を通して、来訪者の「ショッピング行動」が分かるというところが一番の特徴ですね。
【了】
Google アナリティクス 拡張eコマースと標準レポートの違い(商品の販売状況)