◆事例とは”既に過去の産物”!?
どんな事例も結論、少なくとも6か月以上前のことだと考えます。
何故なら、
実施して結果が出るまで2ヶ月
事例としてまとめるなら2ヶ月
公開するまでに2ヶ月
ということで6か月は最低かかるはずです。
また、「売れました」というコピーも実は相対的(つまり市場対シェア)ではなく絶対的(インストアシェア及びこれまでとの比較)である可能性が意外と高いということも追記しておきます。
※相対的と絶対的ということについては、また機会があれば書きます。。
つまり、事例を知ることは大事ですが、それだけでは不十分と考えます。
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◆事例から何を学ぶか?
そう、事例から何を学ぶかが大事だと考えます。
たとえば、1つの事例を学んだとしましょう。
そこで思いを巡らせてみてはどうかとおもうことは
「その事例を作った人は、その事例を生み出すにおいて、他の事例をそのまま参考にしたのか?」
ということです。
おそらく”そのまま参考”という箇所が否。ではないでしょうか?
何故ならば、1つの成果を生み出すような事例は
その方が、四六時中考えて考えて、こうしたらお客様に喜んでいただけるかも!?
という思考の上で繰り返しの改善活動の結果のはずだからです。
つまり、事例から何を学ぶか!?ですが
その”どうすれば!?”という思考を学ぶことが大事だと思うのです。
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◆学びのために必要なことは、”基礎”と”想い”ではないか
基礎とは、結論、情報量とルール化力だと思います。
1つ目の情報量とは、単に量だけでなく、以下の3つで構成されていると考えます。
1)事例の数
2)商売及び業界の歴史
3)ビジョンの考察(何をどうしたいかという想い)
これらを知らないといけないわけではないですが、知っておいた方が
推進力、展開力、応用力が磨かれやすいはずです。
2つ目の基礎は、ルール化力です。
複数の事例から、結局何がコアになるにか?とう見抜く力です。
ひたすら、量から仮説をたてたり、推察したりして磨かれる力かもしれません。
そして、これらを活用する主としての”想い”が一番のコアでしょう。
お客様に何を提供し、どのような価値を実感いただくのか?
といったことでしょう。
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事例1つ。
そこから何を学ぶか?
その事例の普遍的な部分はどこか?
事例からの学び方
それは、事例を学ぶ前準備によって大きくかわると考えます。