WEB分析

認知してほしい。認知される。認知する。認知の順番

EC事業について考える

Posted on 2014年6月27日

◆キーワード認知の王様”店舗名”

ネットショップを運営されていると
「このワードで訪問がおおい」
「このワードでもっと集客できたら」
という風に思う事が多々あると感じます。

これ、つまり「キーワード認知」ということです。

キーワードにも色々あります。
独自固有のキーワード=店舗名
一般的キーワード=商品名、商品属性、テーマ

この「キーワード認知」の中で、もっとも売上に貢献するのが、やはり”店舗名”ではないでしょうか?

そうなると
「よし!店舗名を検索してもらえるようになろう!」
と誰しもが思う訳ですね。

しかしながら、店舗名を覚えてもらう事は中々どうして難しいものではないでしょうか?

◆認知の順番について

====================
初めて行ったショッピングモール。
そこで、偶然自分の趣味に近い店を発見!
====================
これに近い事って以外と多くないですか?

そして、初回訪問

「あ、やっぱりこの品揃えとか雰囲気、ええ感じや」
(でも、初めて来たし、また見に来よう)

—ここで一旦、帰ります(つまり初回訪問離脱)

しばらくして2回目訪問

「あ、そうや、ショッピングモールいくからこの前の店に行ってみよ。
2階の真ん中辺りにある、青い看板の、、、」

「やっぱりええ感じや!この青いジャケットええやん!
でも他も見てみたいな。」

—ここで一旦、帰ります(つまり2回目訪問離脱)

そして3回目訪問

「やっぱあのジャケットきになるからショッピングモールの2階の真ん中辺りにある、青い看板の店に行こう!」

「たしか、入って右の壁の真ん中辺りにあったな〜
あ、これこれ、やっぱりええ感じや!これ買おっと」
「へー、◯◯って店なんや」

極端かもしれませんが、こういう事ないですか?

◆認知には順番がある。

認知には、「視覚認知」「聴覚認知」「嗅覚認知」「味覚認知」「触覚認知」という5感に代表される認知以外に以下の3つがあると考えます。

「場所(空間)認知」
「導線認知」
「キーワード(文字)認知」

今回は上に記した3つの認識に「視覚認知」を加えた4つの認識の順番について考えてみますが、結論、認識する順番は概ね以下のようになると考えます。

「場所(空間)認知」

「導線認知」

「視覚認知」

「キーワード(文字)認知」

先の例でいうと

ショッピングモールの:「場所(空間)認知」
2階の真ん中辺りにある:「導線認知」
青い看板の店:「視覚認知」
青いジャケット:「視覚認知」
入って右の壁の真ん中辺りにあった:「導線認知」
◯◯って店:「キーワード(文字)認知」

という訳です。

初めて訪問するのに、当然店舗名は知る由もありません。

まずは、「場所(空間)認知」があり、
次に「導線認知」
そして「視覚認知」
最後に「キーワード(文字)認知」
と認知が深まっていきます。

◆結論、ネットショップは「導線認知」できないし、人は「キーワード(文字)認知」が苦手

ネットショップは「導線認識」できないし、人は「キーワード(文字)認識」が苦手だと考えます。

逆に認知しやすいのは「視覚認知」でしょう。

・黄色い◯◯
・丸い形の××
のように。。。。

つまり、画像が大事という事です。

そして、購入に至る、もしくは購入検討段階になってようやく、「キーワード(文字)認知」されるものかもしれませんね。

そう考えると、さて何をやるか?
どんな順番で認知してもらい、最終的に何を認知してもらうかが見えてくるかもしれません。