WEB分析

ネットショップの売上計画について

EC事業計画立案

Posted on 2014年9月18日

売上計画についてはあらゆるネットショップ事業者ごとにいろいろな工夫をなさっていると思います。
また、とは言え今の計画の立て方以外に別の方法はないものか?と思われている方もいらっしゃるかと思います。

その一助になればと思い、売上計画の1つの立て方について今回は書いてみます。

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■月間売上目標はあるのか?

まず、何を差し置いても月間売上目標はあるのか?というところからスタートします。
無い場合は、とにかく策定が必要ですね。
方法としては、
・昨年対比、前月対比
・マーケットシェア
・季節変動
などなど、いろいろと参考にする指標があると思います。
※今回はこの辺りを割愛させていただきます。

■売上目標とは何か?

予算です。目標です。

そういってしまっては元も子も無いのですが。。
言える事は、
いつまでに(ある月において)何を(商品)何個(個数)売っていくらの売上をめざすのか。また、その商品は何種類あるのか?

つまり、販売する商品の数と、それらの販売量による掛け算の和ですね。

そう考えると、1つの考え方として、部門・分類別予算が浮かび上がります。

■分類?カテゴリ?グループ?属性?何に軸を合わせたらいいの?

そして、いざ立案となった際に”おや?”と思うのか次の違いです。
分類と、カテゴリとグループと属性、、、

言葉って以外と定義しないと厄介なんですねw

まず上記に挙げた名称は、大きく2つに考えてみるのはどうでしょうか?

■分類は枝分かれし、1つの商品は複数の分類には属さない。カテゴリ、グループ、属性は特性上複数に登録可能なもの

では分類について考えていきます。
身の回りで一番わかりやすい例でいうと以下のような感じです。

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ほ乳類ー犬ー柴犬
ー秋田犬
ー北海道犬
ー紀州犬
ーチワワ
ーポメラニアン
・・・
ー猫ーペルシャ
ーシャム
ーアメリカン・ショートヘア
・・・
=======

つまり、柴犬は、柴犬で、おなじ階層の秋田犬ではなく、ましてや猫のどの分類にも属さない。
ツリー構造になっている訳です。

一方のカテゴリ、グループ属性はというとこのようなイメージです。
※あくまでもイメージです。。

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◆室内で飼うペットという属性
・柴犬・チワワ・ポメラニアン・ペルシャ・シャム
アメリカン・ショートヘア

◆海外のペット
・チワワ・ポメラニアン・ペルシャ・シャム
アメリカン・ショートヘア

◆10万〜15万のペット
・柴犬・チワワ・アメリカンショートヘア

◆人懐っこいペット
・ポメラニアン・アメリカンショートヘア
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この違いわかりますでしょうか?
カテゴリ、グループ、属性は複数に属することも当然あります。
また、分ける人によって異なる事がある(つまり提案型)

■予算は何を軸にするべきか?

予算は分類別に立てるべきだと思います。
そうしたら、「いやいや、カテゴリ、グループ、属性的な分け方もあるじゃないか!」というお声が聞こえてきそうですね。

それはそれで立てれば良いのです。。。

お気づきの方もいるかも知れませんが商品を分類にわけても
複数のカテゴリにも登録されることがある。
それは、売り場ていう”特設会場””提案売り場”なわけです。

例えば、Aという商品は(か)という分類に属しながらも、別切り口の提案できる特性がある訳で、(1)とか(2)とか(3)のような特性にも属す訳です。

なので、
(か)に属するAという商品の月間販売個数目標は1000で
そのうち、
(1)のカテゴリで提案して200
(2)のカテゴリで提案して100
(3)のカテゴリて提案して300
のこりは分類による通常販売にて400販売する
というイメージです。

あくまでも、ご参考までに。。